高野山真言宗、禅馬山真照寺の寺院墓地。
真照寺は平安中期に創建され、鎌倉時代初期に中興されたといわれる、長い歴史を誇る磯子の名刹。
平安時代から戦国時代にいたるまで、磯子一帯の領主として活躍した平子一族の菩提寺として歴史的にも注目されるお寺です。
鎌倉時代初期の作とされる毘沙門天像は、横浜市の指定文化財。曽我物語や吾妻鑑にも登場する平子有長の発願で、平子有長本人の肖像ともいわれています。
わかっているだけで800年を越える歴史の中に墓地をもつ。
永続への信頼感は、何ごとにも代え難いやすらぎです。
先祖代々の墓地には、四季折々の花が手向けられ、お線香の煙が途絶えることがありません。
お参りされる方々が行き交い、あたたかい参拝者同士のごあいさつが交わされています。
参道はきちんと平坦に整備されており、安心してお参りが出来ます。
やむを得ず段差がある場所には手すりを設置するなど、バリアフリーを心がけています。